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スキマスイッチ秋田炎上騒動の恐さ

情報拡散の恐さと、本当にそれでいいの?

という話です。 

 
 スキマスイッチが、秋田でライブをしたときの出来事です。
 
 現地の料亭で食事をした際にちょっとムカついたという話を、ライブ中にしました。 
 
 その会場にいた観客の報告を、料亭の娘さんが聞き、その話に対する不満の気持ちをTwitterで拡散させました。
 
そのTweetに対する意見やスキマスイッチへの批判が、ネット民によって展開されました。 
 
 最終的にスキマスイッチの事務所が謝罪を発表し、その一連の流れをメディアや個人がさらに拡散しました。 
 
 という感じです。 
 
 スキマスイッチは、大して悪気はなくライブ会場というクローズドな環境下で、友達に話をするように、直近の出来事をファンに伝えました。 
 
 昔からよくある行為に思われます。 テレビや雑誌の取材など、いわゆるオフィシャルと思われる環境では、特定のお店や個人への不満、悪口なんて伝えることは無いでしょう。 
 
 ライブ会場という、非公式と解釈されるであろう環境下で、自分たちの味方であるファンに対して、普段では話さない内容を特別にネタとして伝えました。 
 

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いわゆる「オフレコですけど」というやつです。 

 
なのに、彼らのコミュニケーション対象でない人々に伝わり、ネガティブなレスポンスが拡散してしまいました。 
 
SNSの存在が大きく影響していることもあるのですが、

人々の情報リテラシーが低いとも捉えられます。 

ライブ会場のファンのみに向けられたメッセージを、部外者が受け取り、我らがジャスティス、我らがパニッシャー気取りで、裁きを与えたのです。 
 
こうなってくると、公人も一般人も不用意な発言は一切できなくなります。 オフレコなんてあったもんじゃありません。
 
今回恐いのは、炎上の火元がSNSでなく、

クローズド(解釈の違いあり)の環境が火元なところです。 

悪口、愚痴を発言すること、もはや発言自体にリスクが発生します。
 
今まで、クローズドの環境で得た情報を、他人、ましてや悪口の相手にチクるやつなんて、クズ野郎と言われて当然という認識でしたが、今や匿名のネット民が力を持ち(持ったつもり)、ネタに飢えたメディアはこぞってそれを報道します。
 
大量の情報を得て、評論家気取りで情報を拡散し、その情報を得たものが喜怒哀楽を繰り返す。 
 
情報の洪水に溺れていることに気づかずに、世のために仕事をしてご満悦です。
 
情報リテラシーが低いとしか言いようがありません。 もっと自分のリアルに向かって生きた方が良いのではないでしょうか。 
 
あれ、このブログも同類…?
 
ちなみにスキマスイッチの曲は一つも知りません。
トータルテンボスに似てることだけ知ってました。