自分の日本人としての強みを知ることで、戦略を考える上でのプラスがあると思い、こんな本を読んでみました。
イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)
- 作者: デービッド・アトキンソン
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 新書
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薄い本なので、すぐに読み終わりました。
この本に書かれている日本人の強みを少しピックアップしてみます。
- 足し算の思考
- 新しいものを取り入れてアレンジする
- 新しいものを取り入れつつ古いものを残す
- 決まったことはしっかり実行する
あらためて読み直すと、強みはほとんど書かれてないですね 笑
日本人の弱みです。
- 効率が悪い
- 生産性が低い
- 数字にこだわらない
- プロセス重視
- ロジカルじゃない
- 変化しようとしない
- 自分では行動しないが主張はする
私が強く同意する箇所はこちらで、私もこんな日本人、日本は大嫌いです。
- イギリスでは歴史のある住宅は国によって保存が義務付けられているが、日本は平気で取り壊してマンションを造る。
- 日本は、子供たちの遊ぶ施設が減少した。かつて子供だったはずの大人が、うるさいからとか迷惑だからと、今では公園などでのボール遊びが次々と禁止されている。
- 解決策を探して、工夫することなく、ただ単に禁止をする、禁止の看板がいたるところにある。役所はとりあえず文句に応えた、としたいのか、すぐに禁止に走る。
最後に記載した点は、書いているだけでイライラします。
声のでかい馬鹿に対して、無能な役所の馬鹿が、馬鹿みたいな対応をする典型だと感じます。
読み返すと、著者は今の日本が好きなわけではなく、慎ましく情緒深い日本人を理想としているんだろうなと思います。