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Daraprimという薬の薬価を50倍以上に上げたTuring社

アメリカらしいニュースです。

 
 
 
Turing チューリングという小さな製薬企業が、60年以上前に発売されたDaraprim ダラプリム (一般名 ピリメサミン)を買取り、それまで13.5ドルだった価格を、一気に5000%アップの750ドルまでに引き上げました。
 
 

 

Daraprimは、感染症を始め、エイズ治療にも使われており、患者の猛烈は反発を受けました。
 
TuringのCEOである、Martin Shkreliは、薬剤の莫大な開発コストを引き合いに出し、その薬価の正当性を主張しましたが、ヒラリークリントンのTwitterを介した批判も含むSNSを中心とした大炎上を浴び、薬価を下げることを検討するというアナウンスをしました。
 
Martin Shkreliは、1983年生まれの若い実業家で、医薬品業界を中心としたヘッジファンドマネージャーの一面もあるようです。
 
 
薬価を下げるといっても、数百ドルの価格を維持できれば、ボロ儲けには変わらないですね。
そうなれば、価格戦略的には大成功ですが、全世界に悪名を轟かせましたね。