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マーケティング関連のまとめ




言葉の影響力に支配されない 情報を捨てるセンス 選ぶ技術

人間って簡単に騙される単純な生物だなと感じることがあります。

特に怪しいのは「視覚」と、この本で特に言われている
「情報処理能力」です。

ノリーナ・ハーツ著「情報を捨てるセンス 選ぶ技術」では、
このように書かれています。

「言葉の影響力に支配されていないか?」

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1. 2003 ジョージ・W・ブッシュ 一般教書演説より

(前略) 化学兵器や殺傷能力の高いウイルス、姿の見えないテロリストのネットワークの封じ込めは容易でない。9月11日の19人のハイジャック犯が別の武器と別の計画、今度はフセインの武器を持ったと想像してほしい。たったひとつのガラスびん、小さな筒、そして小さな箱がこっそり持ち込まれるだけで、この国はこれまでに経験したことのない恐怖の日を迎えることになる。(後略)

・この数行に見られるレトリック(修辞的技巧)の威力

・911の記憶の喚起

・「想像してほしい」広告主が大好きな言葉

・「恐怖」、「ガラスびん」、「化学」、「姿の見えない」、「テロリスト」などのトリガーワード(心動かす言葉)とストーリーテリングに、聴衆の多くは心を揺さぶられた

・演説後の世論調査において、イラクとの戦争にこれまでで最高の支持を得、
二週間前には回答者の57%だった軍事行動の支持率が66%に上昇した

・ブッシュの演説のうち、事実に基づいた部分は短かった

・これは昔からあるテクニックで、何世紀ものあいだ指導者が用いてきたものだ