マーケティングを学ぶ

マーケティング関連のまとめ




デジタルマーケティングは効果が見えないから採用しない

デジタルマーケティング、オンラインプロモーションを採用しない業界、企業は存在します。

 
周辺産業、強豪企業がクロスチャネル、オムニチャネルだと騒いでいても、我が道を行きます。
 
デジタルチャネルの効果を検証しても、
 

「本当にそのチャネルの効果なのか?」

 
検証方法のあら探しをしたり、
 
「結局は既存のチャネルの効果なのではないか?」
 
という見解のもと、投資を見送ります。
 

プロモーションのガラパゴス化です。

 

スポンサーリンク

 

ガラパゴスといえば、スマホがこれだけ普及しても、「ガラケーで十分」というおじさんはまだ存在すると思います。
 
・電話するには困らない
 
・ガラケーでも情報検索できる
 
・スマホは高い
 
電話するだけのおじさんだったら、ガラケーで十分です。
常にパソコンの前にいるとか、タブレットを持っているとかであれば、スマホは不要という主張も理解できます。
 
しかし、携帯端末を情報入手のツールとして定義していているのに、ガラケーを使い続けているのであれば、そこに多くの損失が発生しています。
 
・一つの情報を見つけだすのにかかる時間には、機器のレスポンス、通信速度が影響
 
・見つけた情報を閲覧するのには、機器のレスポンス、通常速度、画面の大きさが影響
 
・同じ時間で入手できる情報量においては、スマホを使うとガラケーの数倍の情報量を入手できる
 
繰り返しになりますが、情報を入手する目的がある場合、スマホを用いた方が生産性、効率性が間違いなく高いです。
 
同様に、プロモーションという目的がある限り、効率的な手法を導入しないということは、そこに損失が発生します。
 
社長が、「ガラケーで十分」とガラケーでせこせこ情報入手を行い、社員にもそれを強要しているとしたら、企業には損失が発生します。
 
しかし、その損失や効果は証明しづらいと思います。スマホを使うことで、同じ時間で得られる情報は多いはずですが、得た情報の質であったり、得た情報からのみ生まれたアウトカムを100%証明することは困難です。
 
単純にプロモーションにおけるリーチが増加しただけで、売上があがる訳でもないように、アウトカムにつなげるには、プロモーションのシナリオや質が重要です。
 
全てのチャネルを通じたプロモーションのトラッキングが可能で、かつアトリビューション分析も完璧で、顧客間のコミュニケーションによる効果まで精緻に証明できれば話は別ですが。
 
しかもそもそもガラケーによる成果もきれいに証明できていないのに、新しいチャネルの成果だけクリアに見せようなんて、そもそも無理な話だ。と担当者は愚痴りたくなるでしょう。
 
プロモーションのガラパゴス化と書きましたが、実は間違っています。
なぜなら進化していないから。
 
つづく…