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車椅子使用者向けのエレベーター開閉ボタンと表現方法の配慮

「10代からの情報キャッチボール入門」

 

10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

 

タイトル通り、おじさん向けの本ではありませんが、少しおもしろい。
 
気を付けなければならないと思った箇所。
 
駅にあるエレベーターの車椅子使用者向けの
扉開閉ボタンについて。
 
駅員が貼ったと思われる注意書き
 

「こちらのボタンを操作しますと、通常より開閉に時間がかかります」

 

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知らなかった。通常より時間がかかるんですね。
 
ではなく、その表現に問題がある。
 

操作する人(車椅子の人)への思いやりが全く無い。

 

せめて、
 

「通常より長く開いた状態が続きます。」

 
だろうと。
「時間がかかります。」って。 
 
同じようなことは、起こりやすいことだと思います。
 
駅員の一連の行動プロセスとしては、
 
だれかに指摘される(クレーム?)
 
→ 問題点を確認する
 
→ 解決法を考える
 
→ (承認を得る)
 
→ 注意書きをタイプする
 
→ 注意書きをプリントする
 
→ (承認を得る)
 
→ 注意書きを貼る
 
→ 貼った注意書き確認する
 
→ 翌日、剥がれていないか確認する
 
これだけのステップがあるのにも関わらず、本人は気付いていないし、周りも指摘していない。
 
こう考えると、これは個人の問題というより、組織的な問題とも思えます。
 
しかし、私たちの身近に、このようなことは沢山起きているような気がします。