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ナシレマ族の身体儀礼と魔術 情報を捨てるセンス 選ぶ技術

ノリーナ・ハーツ著「情報を捨てるセンス 選ぶ技術」では、このような事例が紹介されています。


・1956年 ミシガン大学の人類学教授ホーラス・マイナーが、人類学会を仰天させる記事を発表した。

・これまで誰も耳にしなかった部族、ナシレマ族(Nacirema)に関する研究記事である。

・この部族の風習はとりわけ奇妙で、あまりに珍しく衝撃的であり、「人類の行動におけるきわめて極端な例」とさえ言えるかもしれない。とマイナーは語った。

・ナシレマ族は魔術に取り憑かれていた。

・ナシレマ族にとって、人間の身体は基本的に醜く、堕落しがちなものだ。彼らの儀礼はどれも、どんな犠牲を払ってでもこのプロセスを逆転させようとするものだ。

・男性は鋭い道具で顔を切り裂く。

・女性は小さなかまどで頭を焼く。

・口の中に豚の毛と神聖な粉を突っ込んで、奇妙な口腔儀礼を執り行う。

・部族の誰かが太りすぎていれば、儀式的に断食をさせて、やせさせる。

・誰かがやせすぎていれば、供宴を催して太らせる。

・女性の乳房は特別な関心の対象となっており、
ナレシマ族は異様な身体改造テクニックを用いて、女性の乳房を、小さければ大きく、大きければ小さくする。

・ナシレマ (Nacirema)は、アメリカ人(American)を逆から読んだ言葉だ。


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Nacirema - Wikipedia


・「専門家」という肩書がついた人たちに私たちは弱い。

・別の原因として、使う言葉の力がある。
「部族」、「儀礼」、「悪魔払い」、「先住民」、「身体儀礼」

・使用する言葉、画像、比喩の選択が、情報の処理のしかた、評価のしかた、さらには判断のしかたにも大きな影響を与えている。

・私たちはなんと操られやすいことか!