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The abstract by hinak

仕事、趣味、家族についてまとめます。




データから見い出されるハピネスと運と人工知能のポテンシャル

データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
という本を読みました。

全体的に大変興味深く、テーマは難しいものの、とても読みやすく仕上がっています。

特に興味を持った点、3点挙げます。

社員のハピネスを高めると会社は儲かる

幸福な人は、仕事のパフォーマンスが高く、クリエイティブで、収入レベルも高く、結婚の成功率が高く、友達に恵まれ、健康で寿命が長いことが確かめられている。
定量的には、幸せな人は、仕事の生産性が37%高く、クリエイティビティは300%も高い。

重要なことは、仕事ができる人は成功するので幸せになる、というのではなく、幸せな人は仕事ができるということだ。

の前に…

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  • 幸せの半分(50%)は遺伝的に決まっている。
  • 結婚してよき伴侶を得たり、新しい家を購入したり、たくさんボーナスをもらうようなことは案外小さな効果(幸せ)でしかない。
  • 逆に人間関係がこじれたり、仕事で失敗したりすると、我々は不幸になると考えているが、実際そうでもない。
  • 人間関係、お金、健康などの環境要因をすべて合わせても、幸せに対する影響は全体の10%にすぎない。
  • 残りの40%は、日々の行動のちよっとした習慣や行動の選択の仕方による。特に、自分から積極的に行動を起こしたかどうかが重要で、自ら意図を持って何かを行うことで、人は幸福感を得る。

これは目から鱗だ。

「運」を「人生や社会で確率的に起こる好ましい出来事」と定義する

「運」を、人生やビジネスにおける「望ましい確率現象」と捉える。
確率現象は、繰り返し行ったときに、事象が発生する頻度を予測し、コントロールすることができる。
つまり運との出会いを一回性のものではなく、繰り返しのなかで何度も生じるものと考えれば、そこに予測が可能になる余地が生じる。

人口知能 vs 人間 売上向上対決

店舗での売上を向上できるか、専門家と日立の人工知能 H が対決した。
専門家の施策は業績を向上させられなかった。

一方、人口知能 H は意外な業績向上要因を提示した。
それは、店内のある特定の場所に従業員がいることであった。従業員がそのスポットにたった10秒間滞在時間を増やすごとに、そのときに店内にいる顧客の購買金額が平均145円も向上することをHは定量的に示唆した。

人間には決して立てられない仮説を立てる能力が、人工知能 H にはある。