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ドイツ人は本当に労働生産性が高いのか? ドイツにおける問題点

前回、ドイツ人の労働時間が短い理由についてまとめてみました。

  

今回は、ドイツ人の労働時間が短くなった結果、発生した問題について整理してみます。

 
参考にした本は同じくこちらです。
 
 
  1. 低賃金労働者が増加
  2. 短時間で仕事を完了させるストレス
  3. サービス業の質が悪い
  4. 日祝日は商店が休み
1番目を除いては、個人的には大きな問題と感じません。
 
3点目のサービスの質についても、問題にならないと思います。

 

 

日本においては、サービスの質が差別化の要素になっていますが、サービスの質が悪くても、別の強み、価値があれば問題なく、顧客の選択肢が増えることになるかと思います。
 
但し、3点目については、サービス業以外も含めた注意が必要だと思います。
 
時間をかけることが悪であるとか、余計な付加価値は不要だとか、考え抜かれた戦略やストーリーなどが生まれなくなったり、分析や改善が疎かになり、いずれブランドが衰退するようなリスクが想像されます。
 
ルーチンワークはマニュアル化され、効率化されるべきです。しかし、マニュアル化された業務をいかに早く行うか、という観点のみで、そのような仕事だけをしていると、中長期的には職を失います。
 

「労働生産性を高める」

日本、日本企業において盛んに提唱されているその背景、その先の狙いは、私には理解できていません。
 
そのあたりも含め、次回以降、労働生産性のことを考えてみたいと思います。