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会社は誰のものなのか?

書籍「ワークシフト」を読みながら、

会社は一体誰のものなのか?

というテーマについて、ふと考えてみました。

考え方としては、「誰のため」だけでなく、「何のため」ということも重視します。

まず会社を立ち上げるとき起業家は、金儲けであったり、商品やサービスをかたちにしたり、自己実現することが目的かと思います。

その際、株主がいるようでしたら、株主に還元をしていかなければなりません。

企業の存続が必要な場合、一番重要なことは利益を上げ続けることです。
利益を上げるためには、顧客が満足して商品やサービスを購入することが必要です。

また、企業価値を高め、その規模を大きくしていくためには、社会貢献が必要なケースも多くなります。

企業やブランドへのロイヤルティを醸成していくためには、社会からその価値を認めてもらう必要もあるのではないでしょうか。
ここまで挙げたものは、会社が存続していく上での『責務』になるかと思います。

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では、

「会社は社員のためにある」

という考え方はどうでしょう?

自己資金で企業を立ち上げたときは、会社は社員(起業メンバー)のもので、社員が目的を達成するための場ではあると思いますが、株主や社員が増えたきた段階で、そうではなくなります。

その段階において、会社に新しく参加した社員は、会社に貢献する対価として、給料や自己成長の機会等を得ることが、彼らの目的として大きい部分なのではないでしょうか。

よって、いかに会社がその責務を果たすことに対して、個々の社員が貢献しているかによって、その報酬が決まるべきです。

社員やその家族を養うことが、会社の責務ではありません。
会社に貢献している社員、今後貢献し得る社員を雇い続けるために、会社は投資をします。

会社を成長、存続させるための投資です。

株主会社は株主のもの。以上!
みたいな考え方は、理論上正しいと思いますが、それだけでは企業は存続できないのではないでしょうか。

全ての社員が起業家の気持ちで、「自分のもの」と言え、企業が存続していくために自分たちがどのように貢献できるかを考え、実践していけることが理想だと思います。